【軍手】防災(震災時)に適した手袋のおすすめは?純綿からケブラー素材まで性能比較

【軍手】純綿からケブラー素材まで、防災に適した手袋のおすすめ

現場系の職業以外のかたは、日常生活で手袋をして作業することはほとんどないんじゃないかと思います。やっても畑仕事やちょっとした日曜大工のときに、ホームセンターで購入したお徳用の軍手を装着して作業する程度ではないでしょうか?

なので、あなたの手先は、危険が潜む現場で雑多な作業出来るほど鍛えられておらず、手の皮も薄いのです。少しの棘や擦過によって簡単に怪我をしてしまいます(本当に些細な事で)。

怪我をするときちんとした治療が出来るとは限りません。手袋は作業時あなたの手を保護し、はめれば最も寒さに弱い末端の手を寒さから守ってくれる防寒にも役立つすぐれものなのです。手袋はそこまでかさばるものではありませんから、必ず1次持ち出し品として準備しておきましょう。

手袋の素材や種類を比較して、防災に適した手袋を選ぼう!

手袋の素材や種類を比較して、防災に適した手袋を選ぶ

手袋と言っても、キッチンで使うゴム手袋から軍手まで様々な素材や用途の製品があります。一体どのような製品や素材が防災には適しているのでしょうか?メリットデメリットを交えながらまとめていきましょう。

純綿軍手


製品名 ミタニ 軍手 日本一DX
素材 コットン


綿100%の糸のみを使用して編上げられた軍手になります。あまり力仕事や、廃材を掴んだり怪我の可能性のある作業をされる予定のない女性やお子様はこちらの手袋で十分でしょう。熱に強い特徴を備えていますので、炊事の際に活躍します。

後述する革や特殊繊維の手袋に比べればまだ安価ですから、防災の入門的位置づけの手袋と言えます。最低限1次持ち出し品に加えておくべき手袋です。

特徴 性能評価
熱に強く燃えにくい
吸汗性に優れる
肌に優しい
安価
防刃・耐久性が低め ×

特紡軍手


製品名 切れない手袋 耐切創手袋
耐切創 レベル5
耐摩耗 レベル5
用途 段ボールの解体、運転、大工、炊事、草切り、DIY、廃棄処理、実験、地震救援防災など


繊維くず(ポリエステル、綿、レーヨン、アクリル等)を紡績しなおした糸で編まれた軍手です。一番良く見かけるタイプの安価な軍手です。熱に弱いため、日曜大工や園芸作業向きとなります。

ご紹介している製品のように防刃性能に大変優れた製品もあり多用途ですが、やはり耐熱性の部分で災害時の用途としてはやや劣ると言えるかもしれませんね。

特徴 性能評価
繊維くずを再紡績した糸で編まれているので低価格
繊維くず利用のため環境に優しい
熱に弱い ×
製品によって耐久性がまちまち

化学繊維軍手


製品名 ショーワグローブ 【透湿防水】No283ジャージテムレス
素材 ポリウレタン・ナイロン
用途 屋外清掃(庭掃除・洗車) 園芸・家庭菜園 日曜大工 農業 水産・漁業 清掃・サービス業 土木・建築業 園芸・造園業


化学繊維のみで編まれた軍手です。素材によりその特性が決まります。悪くはないのですが用途が限定されるため、耐熱や対刃性能が要求される防災に適しているかというと・・・「?」マークが付きます。代表的な素材の特徴を記載しておきます。

ナイロン素材製の化学繊維の特徴 性能評価
水をほとんど吸わず汚れが落ちやすい特性
柔らかく手にフィットする
細かい作業に適した製品なので耐熱性は今ひとつ ×
ポリエステル素材製の化学繊維の特徴 性能評価
かわきやすくしわになりにくい
コシがあり洗濯に強い
耐熱耐候性があり黄変しにくい

皮手袋(牛表革)


製品名 キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 手袋 牛革
素材 牛革
用途 屋外作業・アウトドア


溶接作業など熱を伴う作業にも使用され、エナメル加工されている革手袋は耐水性にも優れています。革手袋は防災に適した万能型の手袋と言えるでしょう。

革を使用しているので値段は正直ピンきりですが、アウトドア用の物が人気が高いようですね。皮の素材や加工により大変複雑に分類されるのですが、ここではあまり詳しくは触れません。ごく一般的な牛表革の特徴に触れておきましょう。

特徴 性能評価
丈夫である
手の自由な動きをフォローするので作業性が良い
フィット性が高かく細かい作業に向いている
手に馴染むまでがやや固い ×
製品によって価格・性能差がある

ケブラー® パラ系アラミド繊維


製品名 TONBOREX(トンボレックス) レスキューグローブ ケプラー手袋 K-512R
素材 ケプラー繊維製ニット、人工皮革
用途 消防手袋、消防団、救助活動、現場活動用、作業用手袋


「ケブラー」はデュポン社が開発した最強繊維です。耐切創(切れに対する耐性)能力を堂々と誇れるのはこの繊維でできた手袋となり、向かう所敵なしと言って良いでしょう。災害現場でもおおいに威力を発揮してくれることでしょう。

ご紹介している「TONBOREX(トンボレックス)」ブランドは、消防隊員・救急隊員・警察官専用の手袋のメーカーなので、耐熱・耐刃・摩擦等の性能が高いレベルで実現されているので、防災に適した手袋の最高峰と言えるでしょう。

特徴 性能評価
鋼鉄の約5倍の引っ張り強度をもつ
とても軽量
伸びに強い
熱や摩擦に強い
切創(切れ)に強い
衝撃に強い
電気を通さない
少々お値段が高め ×

職人に学ぼう、電気工事士は手袋を外さない

職人に学ぶ、電気工事士は手袋を外さない

「作業がやりづらいなあ・・・」と思って手袋をはずしてしまいたくなる気持ちはわかりますが、外して作業しないで下さい。いつガラス片や棘が突き刺さって来るとも限りません。

電気工事士の方は、分厚い手袋をはめたままで繊細な配線工事や金属管の曲げ加工をスイスイやってのけます、まさに職人技です。彼らはどんなときでも手袋をはずしません。電気関係の事故が、致命傷になることをご存知だからです。

職人になれとはいいませんが、それぐらいの気持ちでいたほうがちょっとした気の緩みで事故や怪我をしないで済むのです。

防災に適した手袋のまとめ

防災に適した手袋のまとめ<

ここまで素材や繊維それぞれにフォーカスを当てて解説しましたが、一般的に販売されている手袋は殆どが単一素材ではなく、お互いの弱点を補うためケブラー繊維をベースに内部がナイロン製で指先が皮で出来ていたりします。

まとめると、災害時に必要な性能は以下3つと言って良いでしょう。

手袋に求められる3つの性能
  • 耐切創:切れに対する性能
  • 耐熱:熱に対する性能
  • 耐水:濡れに対する性能

上記のポイントを兼ね備えた手袋が防災に適していると言えますから、手袋の素材のベースはケブラーや皮で出来たものが良いでしょう。

コメントは受け付けていません。