災害時の食料、美味しい・手軽・高カロリーなおすすめ保存食(備蓄)

災害時の保存食、美味しい・手軽・高カロリーなおすすめ食料

元来「非常食」とは・・・通常時に食べないものをしかたなく食べると言った意味で使われていました。つまりはお腹が満たせればなんでも良いと言うのがイメージとして近いでしょう、それこそ草でも虫でもなんでも・・・。

しかし最近では、災害や遭難時「食料の入手が困難な時に備えるための食べ物」の意味に変わっています。近年は質も向上しており、従来「カンパン」や「レーション」といった>味気ないものしか無かった時代に比べて、圧倒的に美味しく保存のきく製品がもはや当たり前となっています。

本記事では、災害時に適した保存食をカロリーや味などの観点で総合的に吟味して、おすすめをご紹介したいと思います。

災害時の保存食に求められる3つのポイント

避難生活で準備すべき食事の量の目安をカロリーで計算

一般的な成人の1日の消費カロリーは、だいたい1,800~2,200Kcal と言われています。これを、ご飯に換算して計算してみましょう。普通のご飯1杯の150gのカロリーは約230kcalなので、[2000kcal ÷ 230kcal  ≒ ご飯8杯強] といったところです。

支援物資が届くのが、最短で3日程度と言われていますから、その間ご飯24杯分が必要という計算になります。大災害の折に贅沢を言ってはいられないのですが、きちんと準備していなければ1日1回の食事で、レトルトのおかゆ1杯だけで耐えしのぐと言った大変ひもじい状況になってしまいかねませんね。

とまあ、どの程度のカロリーを確保するべきなのかを踏まえた上で、保存食に求められるポイントは以下の3点になろうかと思いますので、これらのポイントを押さえて保存食を選んでいただけると良いかと思います。

保存食に求められる3つのポイント
  • 高カロリー!:できるだけカロリーが確保できる食品であること
  • 手軽!:コンパクトに持ち運べること
  • 美味い!:できれば美味しいもの

食料別のカロリーの単純比較はこうなっている

食料別のカロリーの単純比較

必要なカロリー量は大体わかりましたが、もう少し具体例をみてみましょう。同じ重量であれば、水分を含んでいない食料の方が基本的に高カロリーになります。以下に代表的な食料の例を示します。

食料品名 100g当たりのカロリー
おかゆ 70kcal
ごはん 153kcal
ドライカレー 361kcal(※アルファ米の場合)
カンパン 400kcal
カップ麺 450kcal

「美味しくないとか、古臭い」と言われているカンパンですが、カロリー面でとても高性能な食品だということがお分かり頂けたと思います。同じ重量(100g)でカロリー摂取の視点だけで考えると、この比較表で言うとカンパンが断然有利と言うことになります。

さらに、カンパンは水で溶かせば赤ちゃんの離乳食として転用も効きます。しかし「カップ麺の方がカロリー高いんじゃ?保存食はカップ麺が良いんじゃないの?」と思われたと思いますが、今は被災後の大混乱の状況ですから、果たして食べられる状況でしょうか?

次のセクションを見てみましょう。

お湯が沸かせるとは限らない!今は災害発生直後なのです

今は災害発生直後なのでお湯が沸かせるとは限らない

先ほどのカロリー比較では「水」や「お湯」を使わずに食べられる食品は「おかゆ」と「カンパン」だけです。災害発生後は、手軽さが重要となります。腰を落ち着ける場所もないなか、「大混乱の中お湯を沸かしている暇は無い」と考えておくのが無難でしょう。

そこで・・・災害発生後に日数に応じて適しているであろう食料の種類を、TypeA と TypeBに分けて整理します。更に、それぞれの前提条件にマッチしたおすすめの食料品をピックアップしますので参考にしてください。

アレルギーのをお持ちの方やお子様がいらっしゃる場合、必ず成分表示を確認してから購入して下さいね。

災害発生から3日までの食料 TypeAの食料のリスト

災害発生から3日までの食料 TypeAの食料のリスト

TypeAに分類される保存食の前提条件は以下のとおりです。

TypeAの食料の前提条件一覧
  • 1次持ち出し品として準備する携帯性に優れた食料品
  • 水不要でとにかく簡単にすぐ食べられる食品
  • とにかくカロリーを摂取出来る食品

保存食と言えば!昔ながらのカンパン


製品名 三立 ホームサイズカンパン 475g
保存期間 5年
内容量 475g
カロリー 100gあたりエネルギー411Kcal
サイズ 157mm×135mm×135mm


100gあたり約400kcalのカロリーが摂取できるすぐれもので、防災の観点から1缶400g以上入っている大容量製品もあります。管理人は割と好きなので、普段のおやつとしても食べたりします(笑)、好き嫌いが少ない食料品なので保存食としてまず検討すべき候補と言えるでしょう。

おやつ代わりに食べてました、カロリーメイト


製品名 大塚製薬 カロリーメイト ブロック メープル 4本×10個
保存期間 1年
内容量 4本×10個
カロリー 1箱80gあたり400kcal
サイズ 10.9cm×10cm×21.5cm


もはや説明不要の大塚製薬のカロリーメイトです。元々宇宙飛行士の栄養補給のために開発された食料品ですから、栄養バランスも考えられたすぐれものです。

皆さん食べたことがあると思いますが、味は保証付きです。100kcal/20g はカロリーメイト1本のカロリーです。1箱に4本入っていますから合計400kcalということになります。非常にコンパクトで携帯にも便利で保存も割と効きます。

同等品として「SOYJOY」や「ウイダー inバー」なんかもありますので、レパートリーはかなり豊富でとても美味しいです。管理人は出社前の朝食としてコンビニでしょっちゅう購入しています。

「缶詰のパン」災害備蓄用缶詰パン


製品名 パン・アキモト PANCAN パンの缶詰め 6缶セット(ブルーベリー・オレンジ・ストロベリー×各2缶)
保存期間 37ヶ月
内容量 6缶
カロリー 317kcal~331kcal
サイズ 13cm×17cm×25cm


災害備蓄用缶詰パンと言うキーワードで販売されており、その名の通り缶詰の中にパンがまるごと入っています。保存期間は5年程度とかなり長期保存が可能となっており、1缶あたりのカロリーは300kcal程度とかなりのパフォーマンスです。

ご紹介している「パン・アキモト PANCAN」は、味の種類が豊富で「美味しくて万が一の緊急災害時まで待てずに、食べてしまう」という意見もありますので、贈答品としても喜ばれそうですね。カンパンに代わる次世代の非常食として注目されています。

ビスコはおやつだと思ってました、ビスコ保存缶


製品名 江崎グリコ ビスコ保存缶(非常食)
保存期間 5年
内容量 1缶/30枚(5枚×6袋)
カロリー 1パック(約20.6g)当たり98kcal
サイズ 12 x 10.2 x 10.2 cm


ビスコ1枚が約20kcalですから、[20kcal × 30枚/缶 = 600kcal] という計算になります。ビスコは万人受けするクラッカーなので味は問題ないですし、これなら、お子様もとても喜びそうですね。

ご紹介しているのは防災観点で開発された「保存缶」だけに、保存期間は5年と長期保存に対応しています。

ベーシックな各種缶詰


製品名 ほていフーズ 缶詰 焼き鳥/たれ味・塩味・柚子こしょう味・ガーリックペッパー味
保存期間 3年
内容量 90g程度
カロリー 145kcal程度
サイズ 3.3cm×7.7cm×7.7cm


缶詰は味もよく保存が効きますので非常食として万能です。正直種類が多すぎるのですべてをご紹介するのは不可能なのですが、代表的な「ホテイフーズ」のものを参考に掲載しておきます(美味いです)。色々なレパートリーを準備しておくとよいでしょう。

災害発生3日目以降の食料 TypeBの食料品リスト

災害発生3日目以降の食料、TypeBの食料品リスト

災害発生3日目以降に備えるTypeBの前提条件は以下のとおりです。

TypeBの食料の前提条件一覧
  • お湯を沸かしたり出来る避難場所が確保できている事を想定
  • 長期化に備える2次持ち出し品として用意する保存食
  • 「水」と「カセットコンロ」が確保できている状態を想定
  • なるべく美味しくカロリー&栄養価の高いものを選定

アウトドアでも定番の美味しいアルファ米


製品名 尾西食品 アルファ米12種類全部セット
保存期間 5年
内容量 100g(調理前)
カロリー 360kcal程度
サイズ 15cm×25cm×20cm


2次持ち出し品として是非検討していただきたいのがアルファ米です。2次持ち出し品にカセットコンロを準備しているご家庭であれば「お湯」が沸かせますから、アルファ米を選択肢に入れることが出来ます。

アルファ米は水でも作ることが出来るので1次持ち出し品として防災リュックセットに同梱されている事も多いのですが、お湯の方がより美味しく出来上がります。

宇宙飛行士の日本食としても活躍していますので、安全性・保存性は保証付きですが特筆すべき点はズバリ・・・そのラインナップの豊富さと美味しさです。保存期間も5年と非常食として申し分ありません。

普段のお食事としても遜色ないパフォーマンスを持っているので、是非一度召し上がって頂くことをおすすめ致します。カレー好きの管理人的にドライカレーはかなりおすすめ出来ます(笑)。

カップラーメン


製品名 日清 カップヌードル
保存期間 賞味期限は製造日より6カ月
内容量 77g
カロリー 353kcal
サイズ 100mm×109mm×109mm

もはや語る事は無いでしょう、皆さんおなじみのカップラーメンです。冷たい食事の続く中スープが冷え切った体を温めてくれます。冷えた食事ですと、体温に代わるまでに時間がかかりますが、汁物は体の中からすぐに暖かくしてくれます。

阪神淡路大震災の発生当時は冬でしたので「あったまる、ありがたい」と言う声が多かったようです。カップラーメンの賞味期限は一般的に6ヶ月程度です。消費期限は8~9ヶ月と言う事になりますから、意外に短いんですね。

購入時の注意点ですが、スーパーや量販店で激安で売られているカップ麺は実は、賞味期限が迫って来ているものがおおいので、備蓄としてカップラーメンを購入するときは、必ず賞味期限をチェックしてから購入するようにしましょう。

体の芯から温めてくれます、おいしい豚汁

製品名 東和食彩 備蓄用 野菜たっぷり豚汁
保存期間 3年
内容量 299g
カロリー 170kcal
サイズ 15.5 x 4 x 16 cm

適度な塩分が疲れきった体に活力を呼び戻してくれます。被災地における炊き出しでは、必ずと行っていいほど豚汁が振る舞われる程日本人には馴染み深く、美味しいと言うことでしょう。野菜も入っていますから、栄養バランスにも優れていると言う点も良いですね。

レトルトパウチや缶詰をお湯で温めて食べるタイプや、フリーズドライの製品にお湯を入れて食べるタイプがあります。豚汁単体ですと多くても70kcal~100kcal程しかありませんので、何かの付け合せとして考えておきましょう。

ご紹介している「東和食彩」は具材多めの170kcalを確保出来るすぐれもので、管理人は備蓄というかアウトドア目的で食べてますが美味しいです。

賞味期限は、フリーズドライ製品で約1年程度、長期保存出来るものでは3年以上の製品もあります。お湯が確保出来る想定であれば、持ち運びを考えるとフリーズドライ製品が大変便利だと思います。

各種レトルト製品は、お湯なしでも食べる事が出来ます

市販のレトルト製品は、常温保存可能であれば全て非常食になりえます。また、最悪無理に温めずにそのまま食べられるのも魅力です。近年、長期保存に対応したレトルト製品が開発されており見るからに美味しそうです。

代表的なレトルト製品の賞味期限とカロリーを記載しておきます。

食料品名 カロリーの目安 賞味期限の目安
ハウス ジャワカレー 159kcal/210g 1年6ヶ月
イザメシ 煮込みハンバーグ 231kcal/180g 3年
アルファーフーズ 鯖の味噌煮 325kcal/150g 5年
レスキューフーズ 中華丼の素 100kcal/180g 3年6ヶ月

災害時でも美味しい保存食のまとめ

災害時でも美味しい保存食のまとめ

高カロリー + コンパクト + 美味しいをキーワードに、食料品についてリストアップしてみました。購入した製品はそのままにせず、あなたとご家族のお口に合うかどうか、一度は食べてみてくださいね。きっと「おいしくない」と言うイメージが払拭されるはずです。

保存食は定期的に食卓で消費する事でローテーションして、新しいものを備蓄に回すように心がけましょう。いざ必要な時に保存食の消費期限が過ぎていた!では意味がありませんからね。

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