震災後は情報が断絶?!ワイドFM対応ラジオで情報収集し、今後の対策を練る!

震災後は情報が断絶?!ワイドFM対応ラジオで情報収集し、今後の対策を練る

あらゆる通信手段や情報網が遮断された世界、それが大規模な震災では現実のものとなってしまいます。被災地から離れた地域の方々は、被災地の映像や情報をテレビで目の当たりにし、拡大していく被害の状況に心を痛めていたと思います。

しかし、被災した方々はこのような客観的情報が殆ど無い中、逃げ惑うしかない状況だったのです。このような状況でもしあなたが被災してしまったらどんな情報が欲しいですか?

多くの方が、以下のような回答をされるでしょう。

被災した時に欲しい情報
  • 家族や友人の安否確認がしたい
  • 今地震や津波の状況はどのようになっているのか?
  • 生活物資の供給や支援はいつやってくるのか?
  • 余震の予測や、今後の可能性について
  • 原子力発電所の状況は大丈夫なのか?
  • 公共の水道・電気・ガスの復旧はいつ?
  • 同じように被災した他の地域はどうなっているか?

「一体この先どうなってしまうのだろう・・・」

情報がなければ、恐怖と不安だけが増大していくでしょう。そんな中、ラジオは昼夜問わず24時間、被災の状況・余震や生活に関わるあらゆる情報を流し続け、勇気づけてくれました。一体どれだけ被災した人々の心の支えとなったことでしょうか。

上記の様な場面に直面した時、情報収集のために「マルチな機能を有した手回しラジオを備えましょう」と言われがちですが、本当にそれで良いのでしょうか?

今回は、震災が発生したあとの状況を想定して、ラジオの持つ電波の特性から本当に必要なラジオの機能とは何かを分析してみます。

携帯(スマホ)やテレビはなぜ災害に弱いのか?理由をチェック

携帯(スマホ)やテレビはなぜ災害に弱いのか?理由をチェック

災害が起こると、皆が一斉に安否確認の連絡を入れようとしたりしますから、携帯電話は混雑状態で使用不能が続きます。携帯電話の通話は最寄りの基地局と電波のやり取りを行いますから、最寄りの基地局が損害を受けてしまうと使用不可能となりますから、災害時に脆弱なメディアであると言えそうです。

近年のスマートフォンは、電池の持ちがお世辞にも良いとはいえませんから、すぐに電池切れを起こしてしまいます。電池がなければ携帯電話は、全く意味をなしません。停電になると充電もできないばかりか、テレビやPCも利用できなくなってしまいます。

災害の逆境に強いラジオ放送、なぜ強いのか?

災害の逆境に強いラジオ放送、なぜ強いのか

災害時の放送として、AM放送が取り上げられます。AMは広い範囲で受信可能なので、災害時の情報伝達に威力を発揮します。AMは「中波」という種類の電波を利用しており、電波がとにかく遠距離まで届くのです。

対してFM放送は音質は大変良いものの、AMよりも電波の届く範囲が狭いという弱点を持っています。震災や津波では被害が広範囲に及ぶ事が多いため、被害の及んでいない地域から電波が届くAMの方が、飛距離の点から有利であるということになりそうです。

そんなAMを受信可能なラジオですが、仕組みが単純なため、携帯やTV、インターネット等の複雑な機材やシステムを放送・受信側とも必要としませんから小型で軽量、消費電力も少なくて済む情報伝達にはまさにうってつけのメディアと言うことになります。

AM放送の弱点を補う、災害時のFM放送に対しての取組

AM放送の弱点を補う、災害時のFM放送に対しての取組

FM放送は電波の届く範囲は狭いのですが、放送局が各地域に点在しており、その分地域に密着した情報を発信出来る強みがあります。

AMは、電波の届く範囲が広いため総合的な情報になりがちですしかし、被災者はその場所に特化した情報が聞きたいはずです。例えば、近場に水源がない地域で近所の国道が遮断されていれば、水の配給がいつごろになるのか気になるでしょう。

地盤の弱い地域であれば、山崩れや余震のことがとても心配です。また原発が近所にあれば、風速や風向の細かい情報がぜひとも欲しいところでしょう。

FMであれば、このような地域に特化した情報をきめ細かに拾って放送出来る強みがあるのです。このようなFMの利点を活かすために、東日本大震災で簡易的な移動式の基地局を設置する試みがなされていました。

移動するFM放送局と言うわけですね。

総合的な情報はAM放送、地域に密着した情報はFM放送を聞くと使い分けするために、ラジオは両方受信できる製品を選択するのが良いでしょう。

FM放送でAMをきく?震災の教訓から生まれたワイドFM放送

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AMの弱点は、ノイズに弱い点と音質の悪さです。弱点がそれだけなら情報を伝えられれば良いわけですから、何の問題もなさそうです。しかし、高層ビルなど遮るものがあると電波が届きにくいと言う弱点を持っています、これはAMの電波が地表付近を流れる事に起因していますが、これがおおきく不利に働くのが都市部で震災が発生した場合です。

倒壊した高層ビルや建物があちこちに存在している状態になることが想定されますから、そうなるとAM波は届きにくくなってしまうのです。反面、FMは届く距離は短いですが、ビルなど遮る物があっても届きやすいのです。

そこで、都市型の災害に対応するためにFMの電波にAMの音声を乗せて流すと言う発想が生まれました、これが「ワイドFM放送」が生まれたワケです。

ですから、ラジオはAMとFM両方聞けたほうが良いのです。この放送をきくには、90Mhz以上の周波数の受信に対応している機器が必要です。製品説明にワイドFM対応やFM補完放送対応と記載してありますので、対応した製品を選ぶと良いでしょう。

その他マルチな機能を備えた携帯ラジオ製品

LEDやその他充電機能を備えた多機能ラジオ製品は大変魅力的ですが、手回し発電はあくまで電力をそれほど必要としないラジオや、付属のLEDを夜間緊急的に利用するために存在すると割り切っておいたほうが良いと思われます。

かなり頑張って回さないと充電出来ないほどスマホのバッテリーは大容量ですから、保険程度に考えるのが無難と思われます。また、色々機能がついている事でおおきくなってしまい災害時の持ち出し品に重要な、コンパクトさが失われてしまう点がデメリットとなります。

スマホの充電を考えるのであれば、予備のモバイルバッテリーを用意しておいたほうが遥かに高速に充電出来ます。また、LEDも専用のLED懐中電灯の方が明るく高性能ですから、ラジオについているLEDを常用の明かりとして利用する事は、考えないほうが良いのではないかと考えます。

ラジオに手回し充電機能がついておらず、電池切れの心配をされている場合、こちらの記事を参考にして単3型の充電式電池を準備しておくことをおすすめいたします。

下記の記事では、モバイルバッテリーの有用性についても触れていますので、ぜひご一読頂ければと思います。

使い捨て電池はもう古い?!地震の備えはモバイルバッテリーが主流?

ラジオの情報があれば目線が決まる、計画が出来る

ラジオの情報があれば目線が決まる、計画が出来る

AMとFMは震災の教訓からお互いのメリット・デメリットを上手くフォローする形に進化してきている事がわかりました。できるだけ正確な情報があれば、補給到着に向けて食料や水を計画的に消費する事も出来るでしょう。

また、「あと何日程度で救援が来るはず」「他の被災地の人も頑張っている」と心の安定を取り戻す事も出来るはずです。

大規模災害時の「情報」と言う存在はとても貴重なのです。災害の情報はNHKのAM放送がいち早く情報を出してくれますから、お住いの地域の周波数をチェックしておきましょう。

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