防災グッズの保管・収納場所を分散してリスクを減らそう

防災グッズの保管・収納場所を分散してリスクを減らそう

マンション、一人暮らしの防災グッズの保管や収納はどうしたらいいの?一生懸命自分で調べて、できるだけコンパクトな防災グッズをよりすぐっても、物理的なスペースは限られているわけですから置き場所は大変悩ましい問題です。

今回は、その保管場所について考えてみましょう。

防災グッズ保管難易度最上級、マンション・アパート住まいの方

防災グッズ保管難易度最上級、マンション・アパート住まいの方

1次持ち出し品は災害発生時急いで持って逃げ出すための防災グッズですから、どこかに閉まっておくのはあまりよろしくない事がわかります。地震の揺れが強まってきているのに、のんびり食料をカバンに詰めている余裕などありません

あらかじめリュックサックに収納した状態で、すぐに持って避難できる状態にしておくべきでしょう。マンションやアパートの出口は玄関になりますから、あくまで玄関または枕元においておくのが基本です。

保管場所を分けてリスクを分散させる事が大切、自家用車が選択肢に!

建屋が崩れていなければ、防災グッズを室内に取りに戻ることが出来るかもしれませんが、巨大地震ではそうはいかないかもしれませんので、物理的な保管スペースを別で用意するしか方法がないのが現実と言えるでしょう。

アパートやマンションで個人が物資を保管出来るスペースといえばやはり「自家用車」が現実的ですが、どうしても避けて通れない難問があります。それは「夏」の気温です。

夏場、車内温度は60℃にも上昇しますから、長期保存水のペットボトル等は変形してしまい最悪破裂してしまいます。近年は外気温ですら40℃に迫る日もあるぐらいですから、車内温度は相当な高温になります。

夏の車内に於いて持ち出し品でおおきく影響を受けるのは、以下の防災グッズとなります。

防災用品名 夏場の車内においておくと・・・
ペットボトルが変形し内容物が流出
食料 腐る、または品質の著しい劣化
精密機器 最悪破損して動かなくなる
電池 同上
医薬品 医薬品の本来の効能が失われる恐れあり
ライター 条件によっては爆発する恐れあり
カセットガス 条件によっては爆発する恐れあり

上記以外の防寒具や靴等はまずは大丈夫かとは思いますが、長い間高温状態ですとやはり製品が変質してしまったりする事が考えられます。上記の内、ライターだけは、以下のようなアウトドア用のメタルマッチで代替可能と思われます。







どうにかして車内温度を下げる方法は無いのか?

■1.サンシェード(日よけ)をつける
サンシェードをつけることで、最も熱くなるダッシュボード付近の温度は15℃程度下げる事が出来るという実験結果がありますので、比較的有効だと思います。
■2.断熱フィルム(スモーク)をはる
赤外線をカットするスモークを窓ガラスの内側に貼ることで車内温度の上昇を抑える効果があります。
■3.可能であれば少しだけでも窓を開けておく
ほんの少しだけでも窓を開けておくだけで車内温度はかなり下がりますが、防犯上問題なさそうであればという条件付きになります。
■4. 防災用品の車内の配置場所を工夫
助手席の下等できるだけ低い場所の方が温度は低い傾向にあるようです。車内よりトランクルームの方が温度が低いと言う報告もあります。

一部防災用品を夏の車内に入れておくのはやはりリスキーか?

最終対策案として、以下のような真空断熱クーラーボックスを導入するのも手かと思います。真空なので熱を完璧にシャットアウトしますから、理論上は車内においておいても大丈夫なはずですが、8月の炎天下の車内で100%完璧な対策になるかどうかは少々疑問が残ります。







2次持ち出し品の中で、夏の間だけは熱に弱いグッズ類だけを室内玄関側においておく対策がベターかと思います。少々手間ではありますが、少し暑さが和らいできたら、車内に戻せば良いでしょう。

「ならば!ルーフボックスならどうか?」と思われるかもしれません。良い提案なのですが、ルーフボックスは車の外に設置します。屋根のない駐車場の場合、直射日光が当たりとんでもない温度になることが考えられますからおすすめできません。

住まいも車も潰れてしまった場合はどうするのか?

この場合、さらに別の場所に保管してリスク分散するしかありません。例えば、レンタルロッカーやトランクルームは都内であれば結構な数点在しているので、活用出来ると思います。あるいは、戸建ての友人や知人の家の庭に置かせてもらる方法が考えられます。

また、周囲に落下物の少なそうな駐車場をあらかじめ選んでおけば、車が潰される可能性を極力減らすことが出来るでしょう。トランクルームや賃貸の貸倉庫を借りて、そこに防災グッズや、長期間耐えうる2次持ち出し品をストックするのがやはり現実的かと思います。

土地の少ない都心部にお住まいの方は、これ位考えないと本当に何もない状態で避難することになってしまうリスクがあるということを、覚えておいて頂ければと思います。

防災グッズ保管難易度低、一戸建て自宅の方

防災グッズ保管難易度低、一戸建て自宅の方

一次持ち出し品をすぐに持って避難できるように玄関や下駄箱、勝手口付近に常設しておく基本は、マンション・アパートと変わらないと思いますが、一次持ち出し品の予備や、二次持ち出し品を庭や軒先に収納ボックスを設置して持ち出し品をストックしておく場所が確保できるという点がおおきく事情が異なります。







比較的保管場所を選択する事が出来る一戸建て住まいの方ですが、リスク分散という事を考えると「自家用車」に二次持ち出し品の予備をストックしたり、農家の方の里芋やじゃがいもの保存の知恵に習い、お庭の土の中ににコンテナボックスを埋めて保存しておくという手もあります。

コメントは受け付けていません。